2017年のル・マンが33時間連続、無料で開放!ポルシェ博物館がパブリックビューイング開催

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毎年夏至の時期に開催される世界3大レースのひとつ、ル・マン24時間レース。みなさんはどんな方法で観戦していますか?かつては地上波でもテレビ中継していましたが、現在はインターネットのライブストリーム配信や衛星放送が主流ですね。そんな中、ここ数年で注目を集めているのがパブリックビューイング。今年はポルシェ・ジャパンが東京・銀座G735 Galleryで開催し、話題を集めました。このパブリックビューイング、どうやらドイツのポルシェ博物館でも行われるとの情報を掴んだ筆者、早速現地に行ってきました。

なんと33時間連続で開催!


▲17日朝9時頃の様子。閑散としていますが中継は始まっていました

ポルシェ本社のあるシュツットガルト・ツッフェンハウゼン。向かいの博物館で行われたのが、その名も「ル・マン@ツッフェンハウゼン」です。2017年のル・マンは、現地時間6月17日15時からの24時間で争われましたが、このイベントの開催期間は6月17日9時〜18日18時まで。つまり、レース当日のウォームアップから表彰式まで33時間連続で開催し続ける、という驚きの内容でした。

イベントは入場無料。博物館の中も33時間連続、無料で開放されます。通常8ユーロの入館料がかかることを考えるととんでもない大サービス。併設のレストランでは、この週末だけのフランス料理メニューが用意されていました。グッズなどを扱うショップも23時まで営業するとのこと。


▲博物館の内外に設置されたスクリーンは全部で6ヶ所。用意された座席の数はかなりのもの

マニア垂涎。あの名車のエンジン音が聴ける!


▲ズラリと並んだ歴代のレーシングカー。「ル・マン・サウンド」と題して、エンジンを始動するイベントが2時間おきに開催されていました


▲919ハイブリッド。今年のル・マンにおいて1号車でドライブした、ニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ニック・タンディの3人の名前が刻まれています。リアビューミラーやヘッドライト、リアウイング周辺の形状から、2016年WEC第2戦以降のロー・ドラッグ・スペックだと思われますが、カラーリングは2017年仕様なので何らかのテストに使用された車両かもしれません


▲911GT1 ’98。26号車は1998年のル・マンの優勝車です。トヨタGT-One TS020との激闘の末、25号車との1-2フィニッシュを決めたのも、もう20年近く前になるのですね。911と名乗っていますが、新たに設計されたカーボンモノコックのボディやミッドシップにエンジンを積むなど中身は完全に別物です


▲2004年製911 GT3 RSR(996)。2004年のGTクラスの主役といっても過言ではありません。ALMSやFIA GT選手権、ル・マン24時間とスパ24時間でのクラス優勝など、デビュー初年度から世界中のサーキットで勝利を収めました。オーバーフェンダーが凄みを感じさせます


▲オーバーフェンダーといえばこのクルマを外すわけにはいきません。935/77です。シルエットフォーミュラ(グループ5)規定下で生まれた630馬力のモンスターマシン。マルティニ・カラーの935は、かつての「スーパーカーブーム」を巻き起こした立役者のひとりといえるでしょう。このカラーリングに懐かしさを覚える読者の方も多いのでは


▲1973年製911カレラRSR。1973年のタルガ・フローリオで3位に入ったマシンだそうですが、その後の様々なレースやテストを経てリペイントされた後に博物館に収蔵されました。タルガ・フローリオ当時はマルティニ・カラーで、リアウイングやオーバーフェンダーの形状も現在とは異なります


▲1961年製718 W-RS スパイダー。当初は4気筒エンジンが積まれていましたが、後に240馬力を発生する空冷水平対向8気筒エンジンに換装。1963年のル・マンで8位入賞を果たしています。座席後方、水平に置かれた空冷ファンが印象的です


▲エンジンを始動する場面に立ち会うことができました。かなり気難しい性格なのかなかなかエンジンがかかりません。爆音とともにアイドリングし始めると周囲の観客から歓声と拍手が!鋭い吹け上がりを披露していました


▲550スパイダー。写真の個体は1956年製で、アメリカの顧客が購入し現地のレースで活躍したとのこと。1956年のタルガ・フローリオで、クラスが上のフェラーリやマセラティなどを抑えて総合優勝を飾ったり、俳優ジェームス・ディーンが交通事故死した際にハンドルを握っていたのがこのクルマだったりと数々の伝説が残る名車ですね。 無駄のないコクピットもシンプルで美しいです


▲こちらもエンジンを始動中。かなり野太く、唸るようなエグソーストノート。ミッドに搭載されたエンジンの搭載位置の低さがわかります。アルミ製ボディパネルの内側の造形も興味深いですね。ポルシェのスタッフもみなさん笑顔で楽しそうです

子どもも大人も夢中!アトラクションの数々


▲子どもたちに大人気だったのが、ポルシェ・ハイジャンプと名付けられたトランポリン。ル・マンのパブリックビューイングという、かなりマニアックなイベントを子どもと一緒に楽しめるイベントに変えてしまうあたり、さすがとしかいいようがありません


▲「何秒でタイヤ交換をできるかな?上位入賞者にはおもちゃをプレゼント!」という企画にチャレンジする親子。ジャッキアップするとストップウォッチがカウントを始めるあたり、なかなか凝っています。よちよち歩きの男の子もお母さんが手伝いつつなんとかクリア!

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この記事の筆者:守屋 健

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