憧れのマシンに黒山の人だかり!DTM第2戦ラウジッツリンク観戦記

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現在もドイツ国内で絶大な人気を誇るDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)。かつてコスト急騰から休止の憂き目にあいましたが、2000年に再開して以降、よりスポーツ性を高めるレギュレーションを取り入れて、非常にエキサイティングなレースが繰り広げられています。今回はDTM第2戦、ラウジッツリンクの5月20日(土)の様子をレポートします。

大きな変更があった2017年のレギュレーション

DTMは毎年レギュレーションが見直されていて、2017年は特に大きな変更がありました。

・ドライバーとピットの無線交信は原則禁止(ピットレーン進入時、黄旗が提示されている時、セーフティカー導入時は除く)
・予選の結果にもポイント加算(1番手3ポイント、2番手2ポイント、3番手1ポイント)
・DRS(ドラッグ削減システム)の使用は12周の間に36回までに制限
・リアウイングの形状変更(1枚→2枚)、DRSはF1同様フラップを開く仕組みに変更
・エンジンのエアリストラクター径を28mm→29mmにボアアップ
・サスペンションとホイールを全車共通化

ピットとの交信ができなくなったことで、ドライバーは自らの判断でDRSを使用することになりました。また、エアリストラクター径の増加により、4リッターV8エンジンの出力は500馬力を超え、ABSなし、TCS(トラクションコントロール)なし、後輪駆動のマシンはさらにシビアなコントロールが求められます。ABS、TCS、4WD等のハイテクデバイス満載だった旧DTMマシンとはかなり趣が異なりますね。2012年以降は、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWのドイツを代表する3メーカーで争われています。

ラウジッツリンク観戦のチケット購入や現地までの交通とは

チケットの購入はDTMの公式サイトか、開催サーキットの公式サイトからインターネットで購入できます。筆者は今回、ラウジッツリンクの公式サイトで買いました。Eメールにチケットが添付されて送られてくるので、プリンターで出力して当日持っていけばOKです。

購入時、ぜひお勧めしたいのが「Fahrerlager」と呼ばれるパドックパス付きのチケットを買う、ということ。会場で回る範囲がぐっと広がりますよ。会場のそばでキャンプができるチケットも販売されています。キャンプしながら週末をサーキットで過ごすなんて、最高でしょうね。

ラウジッツリンクの駐車場は41,000台収容とのこと。筆者は今回、最寄鉄道駅のグロースレッシェンからバス→最寄バス停のMeuro Gasthausで下車、徒歩で会場入りしましたが、同じバスに乗っているDTMファンは一人もいませんでした……。みなさんクルマで来られるみたいです。


▲駐車場から歩いて向かうファンたち


▲大きな風力発電が目を引きます。入場ゲートでは簡単なセキュリティチェックがありますが、鞄を開いて見せるだけで大丈夫です

他レースとはちょっと違う?秘密主義とは無縁のフレンドリーな雰囲気

まずは今日のスケジュールを確認。筆者が着いたのは11:30頃でしたので、この後の予定は……

12:45 ADAC GTマスターズ
14:45 DTM
16:20 ポルシェ・カレラカップ

と、立て続けにレースが続きます。さっそく会場内を探索してみましょう!


▲入場ゲート近くにはメルセデスのブース。さっそくメルセデスAMG C63 DTMがお出迎え


▲みなさんペタペタ触ったりしているのですが、誰もあまり気にしていない様子です


▲BMWのブース。M3、M4、M6には黒山の人だかり


▲DTMの公式ショップ。後ろはタイヤを供給しているハンコックのブース


▲1963年からスロットカーを作り続けている老舗、カレラのブース。子どもも大人も夢中になって楽しんでいました


▲アバルトのブース。ADAC F4はアバルト製1.4リッターターボエンジンを搭載しているので、その繋がりでしょうね


▲パドックパスを提示して、パドック内に入ります。スタイリッシュなアウディのトレーラー


▲トレーラーの間にピットの真横まで行くことができるスペースがあります。ガラス越しに中を覗いてるファンが集まっていますね


▲本戦準備中のアウディRS5 DTM。こんな間近で見られるとは……。秘密主義のF1とは雲泥の差ですが、徹底したイコールコンディション化がこれを可能にしているのでしょう

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この記事の筆者:守屋 健

鹿児島県出身。幼い頃、歯医者の待合室で偶然手に取った自動車図鑑、それに載っていた緑のポルシェ911タ...