ドイツの詩人、ハインリッヒ・ハイネの生家を訪ねて <時を経ても言葉を広める場所>

公開日:Posted in ドイツ現地レポ by

10月に入り、いよいよ秋めいて参りましたでしょうか。今年は猛威を振るった台風が幾度となく日本に来て爪痕を残していきました。一歩一歩、アンダンテ(歩くようにゆっくりと)な秋の深まりというのとは少し違うかもしれません。しかし、夕焼けの色やしだいに表情を変える木々、日が落ちてひんやりとした空気の匂いなどは、「ああ、秋だ。」と思わせてくれます。

秋、そんな夕方から、なんとなく出かけてみたりしたくなりますね。普段ついつい本を読まない暮らしになりがちであっても、確かに、読書の秋とはよく言ったもので、本を携えて出かけたりしたくなるものです。できれば秋から冬にかけてのヨーロッパなど訪れてみたいもの。いつもそう思うものです。

窓の外を見ながらそんな物思いに耽っていると、ドイツからハインリッヒハイネの生家についてのレポートが届きました。ハインリッヒハイネは18世紀の末に生まれた、詩人で、評論家でもあった人。その生家は現在書店になっているそうです。文学史的にみるとロマン派に属するといえる彼も、政治的動乱の時代を経験し、批評精神に裏打ちされた風刺詩や時事詩も多く発表するようになります。

ドイツの詩人、ハインリッヒ・ハイネの生家を訪ねて

平易な表現によって書かれたハイネの詩は、様々な作曲者から曲がつけられており、今日なお多くの人に親しまれていますね。人を想い、世界を思う。そしてかなわぬ想いのように、世相への疑問や、世の中の流れも思い通りになることはない。随分振り幅の大きい活躍をした当時の彼を取り巻く環境において、詩人でいることも評論家でいることも、寸分のぶれもなく「ハイネでいられる」という点ではまったく同じだったのかもしれません。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...