ベーシックだから深い!自由!フィアット・パンダだらけのパンダリーノ2016

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パワーは麻薬のよう・・・かつて新車情報の中でキャスターを務めたジャーナリスト三本和彦氏は、よくそんなお話を番組の中でされていたものです。確かに国産車のスペックは立派な数字のものが多く、運転のできない子供の頃から車好きだった筆者も、しばしば輸入車の出力を見ては、こんな性能で動くのだろうか?日本よりも速い速度域の道路も多いのに、どうして通用するのだろうか。幾重にも不思議に思ったことが少なくありませんでした。

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しかし実際にクルマを自分で運転するようになってみると、クルマの味を感じるのも、感動を覚えるのも、そしてそのスペック表記はある種の過少申告「詐欺」だとさえ感じるのも、欧州の(表記上における)低性能車の数々に乗った時だったりするものでした。そしてメーカー別では、フィアットの小排気量車の魅力。これはカテゴリーとして、ある種確かめる必要もないほど十分に信頼のおける魅力がある。最近そんなふうに感じるのです。その点ベーシックカー「パンダ」は車種というより、その動かしがたい魅力を秘めたカテゴリーとして、実用車を愛車にしたい人にも、運転して楽しいクルマにしたい人にも、勧められる価値を提供してくれる、ある種のアイコンのような存在になっている、そう言って良いのかもしれません。

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現在販売されているモデルで3代目となる小さな名車パンダ。そんなパンダをこよなく愛す人たちが集い、愛でるパンダだらけのイベント「パンダリーノ」。今年も浜名湖の渚園のキャンプスペースで5月29日に開催されました。別のイベントでお声がけいただき、取材させていただくことができましたが、実に素晴らしい、何より楽しいイベントでした。今回で9回目を数えるこのイベント。「ねばらない!」「べきである!」などといった堅苦しい縛りは何もないのです。ただフィアット・パンダが好き。それであれば誰でも参加が可能です。9回目となり、自身パンダが好きな人たちであろう主催・運営するスタッフの皆さんは、みなさん手際も良く、あくまでも負担なく楽しめるイベント作り、そんな思いはエントラントのみならずスタッフの皆さんからも感じられるイベントでした。

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エントリー台数は287台。クルマの後ろにテントを張る人、フリーマーケットを出店する人。キッチンカーや出店を散策する人。色とりどりのパンダを見物して回る人。エントラントの過ごし方も一言でくくれないほど実に様々。初代の貴重な45から、ニューパンダになってからのアレッシ、100HP。そして現行型に至るまで、一言で「パンダ」といっても、実に様々なモデルがあったことに驚かされるほどです。また前述の通り、「パンダを愛する人」の集いであり、パンダ以外のモデルで参加する人も多数。しかしながら、パンダを愛する人の選ぶクルマだけあって、どこか目的的な実用車で、しっかりと存在感も満足度もあるクルマが多数見受けられます。こういうクルマが並んだ会場を見て歩くのは楽しいものです。

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イベントらしいプログラムと言うと、元Tipo編集長の嶋田智之氏とFCAジャパンで実際にパンダのモデルラインナップの企画を担当されている伊藤さんのトークショーや、本物のパンダをカゴに見立て行われる玉入れなど、が執り行われました。すっかり子供から大人まで「皆が童心に帰れる」そんな1日だと言えるのではないでしょうか。

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そんなパンダだらけの1日を過ごしてみて、溢れるパンダに触れ、会場で出会った愛好家の方の話や、トークショーでの嶋田さんの話を聞いて、そして何より、集った人たちの楽しそうな様子を見ていると、こちらまでハッピーな気持ちになって来るよう。そして、イベントの常ですが、僕もパンダが欲しい。そんな邪心が芽生えたことは言うまでもありません。

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静岡大学大学院の皆さんは遊びに来たわけではなく、感性が工学的に作用することに対して研究されているとのこと。スペックだけれは語れない、というまさにそういうことを研究されているのですね。性能では割り切れない、どんなことが選択や評価に影響しているのか。パンダ愛好家に聞くというのは、極めて的を射ていると思うのは小生だけだろうか。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...