ネオクラシックの名車が続々登場!トミカプレミアムのグッとくる魅力をレビュー

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1970年に誕生したトミカは、名実ともに日本のミニカーを代表する存在です。そのトミカから派生した新シリーズとして2015年に登場したのが「トミカプレミアム」。今回は、普段トミカを買わない人でも思わず惹きこまれてしまう、トミカプレミアムの魅力についてお伝えします。

トミカプレミアム

トミカプレミアムの特長とは?

トミカプレミアムは、おなじみのトミカサイズはそのままに、細部まで造り込みを行ったハイディテールのコレクションモデル。通常のトミカでは、幼児がケガをしないようにエッジ部分を丸めるなど、ボディ全体にディフォルメを施す場合が少なくありません。しかしトミカプレミアムでは、新規金型を使用してリアリティを追求。トミカとは一線を画した専用設計としているのが最大の特長です。

トミカプレミアム

写真はランボルギーニ カウンタック LP500Sの比較例です。左は1970年代のスーパーカーブーム時代に発売された初期の製品で、右がトミカプレミアム製品。金型が別物であること、タイヤ/ホイールが専用品であることが一目でわかります。よく見ると、リアスポイラーの形状も大きく異なっています。

通常のトミカではリアスポイラーなどのエアロパーツはボディと一体成型されることが少なくありません。しかし、トミカプレミアムではそれらを別パーツで再現し、リアリティを追求しています。そのため、トミカプレミアムの対象年齢は6歳以上。トミカの対象年齢は3歳以上なので、小学生以上を対象としたミニカーとなっているのです。

ハイディテールとリーズナブルさを両立

トミカにはかつて「トミカリミテッド」というハイディテールモデルがつくられていました。トミカリミテッドは、通常のトミカの金型を使用しながら、細かい彩色を施すことでディテールを再現。さらに専用のホイールとゴムタイヤを奢ることで玩具的な印象を払拭するなど、大人の鑑賞に堪えるコレクションモデルでした。
価格的にもトミカが当時350円だった時代に700円というリーズナブルさで、発売当初は大きな話題となりました。しかし、商業的にはコスト面で難しい部分もあり、シリーズは現在休止中です。
トミカプレミアムは、そんなトミカリミテッドの後継商品であり、専用ホイールと細かい彩色はそのままに、タイヤをゴム製から樹脂製に変更。パッケージもアクリルカバーから紙製にするなど、コストを低減しています。特にタイヤについては、ゴム製から樹脂製に変更したことで、ゴムタイヤでは再現不可能だったタイヤの薄さを表現。扁平タイヤが多いスポーツカーではこの変更が有利に働き、完成度をさらに高めています。価格も通常トミカの450円に対して800円というリーズナブルさ。高価になってしまった1/43ミニカーなどとは違い、気軽に買えることも大きな魅力といえます。

トミカプレミアム

2台のトミカの間には、実に40年間の隔たりがあります。こうして2台のカウンタックを見比べると、トミカが常に進化を続けていることがわかります。

クルマ好きが思わず唸るラインアップ

そんなトミカプレミアムのもうひとつの特長は、40代以上のクルマ好きがグッとくるような車種が揃っていること。シリーズのなかには自衛隊の90式戦車やT4 ブルーインパルスのような戦闘機、さらにJAXA はやぶさ2などのユニークなアイテムもありますが、ラインアップの大半はスポーツカー。しかもちょっと懐かしい国産車とスーパーカーが数多く含まれているのです。

トミカプレミアム ポルシェ 911 カレラ RS 2.7(No.12)
▲ポルシェ 911 カレラ RS 2.7(No.12)

写真は2017年7月の新型車として発売された、ポルシェ 911 カレラ RS 2.7。なんと、ナナサンカレラがトミカに初登場したのです。専用開発のボディはドア開閉などのアクションを持たないディスプレイ志向。ご覧の通り、ホイールリムやヘッドライトリングなども彩色され、トミカの領域を完全に超えています。

トミカプレミアム ポルシェ 911 カレラ RS 2.7(No.12)

ボディのディフォルメがなく、ホイールが専用品となることで、雰囲気は本格的なミニカーそのもの。800円のミニカーとは思えないクオリティを備えています。

トミカプレミアム ロータス ヨーロッパ スペシャル(No.05)
▲ロータス ヨーロッパ スペシャル(No.05)

かつてトミカ外国車シリーズでも発売されていたロータス ヨーロッパ スペシャル。トミカプレミアム製品は新規金型による完全リニューアル版です。40年前につくられたトミカも良い出来でしたが、最新製品のシャープさはまさに別格。2017年9月には、人気キャラクターとコラボした「ドリームトミカ」シリーズとして、「サーキットの狼 ロータスヨーロッパ スペシャルが発売予定。もちろん特徴的なリアウィングと撃墜マークも再現されるので、こちらも楽しみです。

トミカプレミアム ランチア ストラトス HF ラリー(No.19)
▲ランチア ストラトス HF ラリー(No.19)

こちらはランチア ストラトス HF ラリー。仕様としては、1977年のモンテカルロ・ラリー優勝車を製品化したものです。トミカではかつてランチア ストラトスのラリー仕様を発売していましたが、当時の製品はリトラクタブルヘッドライトが閉じていて、ボディ自体もロードバージョンがベースでした。現代のトミカプレミアムではライトポッドが大型化されボディもGr.4仕様になるなど、正確な仕様に改められました。アリタリアカラーのグリーンが明るすぎるのが難点ですが、ピレリカラーなどのカラバリにも期待したいですね。

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この記事の筆者:北沢 剛司

’70年代のいわゆる「スーパーカーブーム」の洗礼を受け、以来、クルマの世界にどっぷり浸かって大人にな...