飾り方でここまで違う?ミニカーを展示する前に知っておきたい3つの原則

公開日:Posted in エンタメ by

ミニカーにはレアな限定品などを買う悦びに加えて、購入後に飾って見て楽しむ悦びがあります。ミニカーの展示方法にはいろいろな方法と楽しみ方があるため、今回は購入したミニカーを素敵に展示するためのヒントをご紹介します。

ミニカーの上手な「魅せかた」とは?

display_01
▲ミニカーメーカー、スパークの日本総代理店「Spark Japan」が運営する「Spark Club Lounge」の様子。ミニカーをこんな雰囲気で飾れれば最高だ。

門戸が広く奥が深いのがミニカーの世界。缶コーヒーのおまけから数十万円もする大型モデルまで、いろいろなものが手に入ります。安価なシリーズ物にはコンプリートする楽しみ、そして精密モデルには細部を眺める楽しみがあります。小スケールミニカーは大量に並べたときの壮観さがあり、逆に大型モデルには単品で展示したときの強烈なインパクトがあります。

display_02
▲こちらは今年5月の「静岡ホビーショー」で展示された京商製の1/18マツダ・ロードスター。クオリティの高いミニカーのほうに目がいってしまうものの、注目はベースに敷いている黒色の畳。クールな和のテイストを表現したベースにより、ミニカーを引き立てている。

具体的な飾りかたとして参考になるのが、ミニカー専門店での展示方法です。パッケージに入れたまま並べて販売するショップがほとんどですが、なかにはミニカーをケースから出してガラスケース内にズラリと展示したり、ジオラマ風の展示を行っているショップもあります。また、自動車ディーラーの店舗内に設置されたショーケースとかホビーショーでのメーカーブースの展示方法なども大いに参考になります。そのなかからインスピレーションが生まれたりするので、いろいろな場所に出掛けてみることをオススメします。

ミニカーを飾るときの三原則とは?

お気に入りのミニカーは、自分の部屋やリビングなどに展示していつでも見られるようにしておきたいと思う反面、大事なアイテムだからこそ「飾ってしまって良いのか?」と自問自答してしまうことでしょう。実際、ミニカーを飾ることにより、劣化や落下などさまざまなリスクを背負い込むことになります。とはいえ、ミニカーはやはり飾ってなんぼの世界。そこで、ミニカーを飾る前に知っておきたい3つの原則をお伝えします。

まず1つめは「直射日光厳禁」。街中でヘッドライトが黄ばんだクルマを見かけることがありますが、これは周知の通り紫外線を長期間浴びたことにより樹脂が変色したもの。ミニカーもウィンドウ部分に透明の樹脂パーツを使っているため同様の黄ばみが発生することがあります。また、日当りの良いリビングに置いた写真が色褪せてしまうように、ミニカーも直射日光に当たると塗装が色褪せたり、デカールが乾燥してひび割れることがあります。ミニカーは日陰の場所に飾るのが鉄則です。

display_03

さらに夏と冬では日照角度が変わるため、そのあたりも考慮した場所選びが必要です。あと、ライトアップできる展示ケースの場合は、長時間ライトアップしないように気をつけたほうが良いでしょう。塗装の色褪せを防ぐにはなるべく強い光に当てないことが重要ですが、せっかくライトアップできるのに消灯したままというのも味気ないですね。例えば来客時とか週末にゆっくり鑑賞したいときなどに点灯するようにするのが、ちょうど良い妥協点なのかも知れません。

2つ目は「ホコリ厳禁」です。最近のミニカーは非常に繊細につくられているものが多く、下手に触ると壊してしまうことがあります。そのため、できるだけガラスケースやディスプレイケースに入れた状態で展示することをオススメします。棚などに飾る場合は、ホコリが直接ミニカーに付着することを防ぐため、ミニカーをクリアケースごと飾るほうがベターです。ミニカーをむき出しで飾ると、ホコリが付着するのはもちろんのこと、ホコリを払うときにアンテナなどの細かいパーツを壊してしまうことがあります。

display_04
▲「Spark Club Lounge」では、棚にむき出しのまま飾っているものと、ガラスケース内に展示しているものがある。ガラスケースなどに入れて飾ったほうが汚れの付着や損傷のリスクが少なく、手入れも楽だ。

私は以前、テレビボードの棚に1/18ミニカーを展示していました。むき出しのまま置いていたので当然ホコリが付き、定期的に掃除するのが大変でした。一時ボディカバー代わりとしてミニカーの上にティッシュを被せたこともありましたが効果は限定的でした。それ以前にティッシュが常時被さっていたのではミニカーを見る悦びがありません。来客時のみカバーを外したりしていましたが、効果が薄いので止めてしまいました。

display_05
▲貴重なアイテムを飾るのには勇気がいるもの。同じミニカーを複数購入しておけば、少なくとも1つは保管用にキープしておける。
スパーク 1/43 Porsche 956C No 19 1st Imola 1984(品番 SPA43P008)

そして3番目は「展示するなら2個買い」です。もし飾りたいミニカーがある場合には、あらかじめ複数購入しておくことをオススメします。ひとつしか持っていないアイテムを飾った場合、もし誤って壊してしまった場合のショックは計り知れないものがあります。複数購入しておけば、少なくとも1個は保存しておくことができます。コレクターにとっては、展示用・保管用・交換用(仲間とのトレード用)の3個買いがベストです。最近のミニカーは単価が高いため複数購入は難しい状況ですが、飾りたいお気に入りミニカーはできるだけ2個買いしておきたいですね。

ディスプレイケースはどれを選ぶべきか?

display_06
▲今年5月の「静岡ホビーショー」で撮影した(株)塩川光明堂のディスプレイケース。左側は同社がタミヤと共同開発したディスプレイケースで、ガラス戸の裏側にはホコリの侵入を防ぐスポンジが貼付されている。

既存の展示スペースを利用するのではなく、新たにディスプレイケースを購入する場合は、家の雰囲気とスペースに合わせていろいろな選択肢があります。家具メーカーの製品はガラスケースのため品質が高く、インテリアにマッチするものを選ぶことができます。また、地震でガラス戸が開かないように鍵を付けたり、くさびで固定するなどの対策を施した製品も発売されています。
さらに棚の段数はオーダーで増やすことができます。私はかつて1/43ミニカー用ケースとして、標準で10枚付属するガラス板に追加で5枚注文し、合計15段にしたディスプレイケースを注文したことがあります。そんなカスタムメイドにも応じてくれるメーカーであれば、自分の使い勝手にピッタリのディスプレイケースをつくることができます。

display_07
▲写真は以前発売されていた、デアゴスティーニ「週刊デル・プラドカーコレクション」用のカーディスプレイケース。購読者向けに販売されていた。

もっと安価で簡易的なものであれば、複数台を収納できるアクリルケースが一般的です。碁盤の目のように区切られたスペースにミニカーが整然と納まる様は、見ていて気持ちの良いものです。もちろん大スケールミニカーを1台収納するタイプもあるので、大切なミニカーを引き立たせるような製品を選ぶと良いでしょう。

マニアは純正什器にこだわる

ミニカーのディスプレイにこだわるなら、「純正什器」もオススメです。「純正什器」とはその名の通り、メーカーが店頭用販促物として製作したケースや棚のこと。有名なところではトミカの展示用什器が挙げられます。店舗で使用することを目的につくられたアイテムのため、もちろん一般ユーザーには販売していません。それだけにマニアにとっては喉から手が出るくらい欲しい逸品なのです。

display_08
▲トミカ用の純正什器は一般ユーザーには販売しないため、トミカ・コレクターにはたまらない魅力がある。原則として非売品ながらネットオークションに出品されることも多く、比較的入手しやすい。

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらCLに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:北沢 剛司

’70年代のいわゆる「スーパーカーブーム」の洗礼を受け、以来、クルマの世界にどっぷり浸かって大人にな...