初心者だけでなくマニアも必読!ミニカーは「どのスケール」で集めるべきか?

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ミニカーには様々なスケールがあり、それぞれに特長があります。ビッグスケールのミニカーには実車のような存在感があり、エンジンルームなどを忠実に再現した製品もあります。逆に小さなスケールのミニカーには、実車らしさをギュッと凝縮したような精巧さがあり、思わず目を奪われてしまうことも少なくありません。そこで今回は、ミニカーコレクションの基本情報として、スケールごとのミニカーの特長と魅力についてお伝えします。

初心者&マニア必読!ミニカーはどのスケールで集める?
ランチア037ラリーを例に大きさを比較すると、1/18スケールでは全長約210mm、1/43スケールでは約85mm、1/64スケールでは約55mmという違いがある。住宅事情が厳しい日本では、保管場所に苦労しない小スケールミニカーが好まれる傾向がある。
左:京商 1/18 Lancia 037 Rally Sanremo 1985(品番 No.08302C)
中央:シーエムズコーポレーション 1/64 Lancia 037 Rally 1983 Sanremo
右:Altaya 1/43 Lancia Rally 037 Rally Sanremo 1983(DeAGOSTINI “RALLY CAR COLLECTION” No.60)

ミニカーのスケールは、1/18と1/43が主流です。トミカやホットウィールの人気が高い日本やアメリカでは、1/64スケールのアイテムが数多く発売されています。一方、鉄道模型の人気が高いドイツでは、鉄道模型のHOゲージに相当する1/87スケールのミニカーが充実しているなど、お国柄による違いも見られます。

1/8スケール

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スパーク 1/8 Porsche 911 GT1 LM 1998

ミニカーのフラッグシップモデルが1/8スケールです。写真はミニカーメーカー「スパーク」の日本拠点、Spark Japanが運営する「Spark Club Lounge」に展示されているミニカーです。全長は実に60cmほどもあり、価格も50万円程度という最高峰モデルです。1/8スケールにはスパーク製品のほかにも、F1マシンを製作するアマルガム社の製品があります。
また、ポケール社からはランボルギーニ・アヴェンタドールの組み立てキットがリリースされています。価格は87,150円と高価ですが、圧倒的な存在感があります。また、1/8スケールの組み立てモデルは、定期購読により毎号パーツが送られてくるシリーズが何車種も発売されています。全巻揃えると10万円を超える金額になりますが、毎週少しずつカタチになっていく姿を眺めながら長期にわたって楽しめるのは魅力的です。

1/12スケール

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奥:オットー 1/12 Renault 5 Turbo(品番 G002)
手前:Altaya 1/43 Renault 5 Maxi Turbo

1/8スケールよりもリーズナブルな価格で、同じような存在感があるミニカーが1/12スケール製品です。以前はタミヤ製の半完成品モデルが5〜6万円の価格帯で発売され、車体各部を精密に再現した驚異的な製品内容が特長でした。最近はエンジンルームなどの再現を省略し、ボディをレジンで一体成型することによりリーズナブルにビッグスケールの醍醐味を楽しめる製品が主流で、3〜5万円程度の価格帯です。
写真のオットー製ルノー5ターボは開閉部分がないレジン製ミニカーで全長30cmほど。手前の1/43ミニカーと比べるとそのボリューム感の違いがはっきり分かります。

1/18スケール

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オートアート 1/18 Lancia Delta S4 Rally Winner Argentina 1986(品番 88621)

世界的に現在もっとも活発的な動きを見せているのが1/18スケール製品です。以前の1/18製品はダイキャスト製ボディでインテリアやエンジンルームを再現したディテール重視の製品が主流でした。しかし、現在は多額の開発費がかかる金型製作を必要としないレジン製ボディを使ったアイテムが増えています。レジン製ボディは安価なゴム型で製作できるため多品種少量生産が可能になり、これまでにないマニアックな車両も続々製品化されています。
写真のオートアート製ランチア・デルタS4は、現在は少数派となったダイキャスト製ボディのフルディテール製品。ツインチャージャーにより複雑な補機類が特徴的なデルタS4のエンジンルームをはじめ、圧倒的な再現度に唸らされます。

1/20スケール

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タミヤ 1/20 Benetton Ford B193B(品番 ITEM23006)

1/20スケールは、タミヤが長年F1のプラモデルを販売してきたこともあり、同社のF1ミニカーがリリースされています。写真は以前発売されていたダイキャスト製品で、全長は220mm程度。現在はタミヤのプラモデルを同社フィリピン工場で組み立てた完成品モデル「マスターワークコレクション」がシリーズ化されています。

1/24スケール

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手前:ウェリー 1/24 Peugeot 406 Coupe 1997(品番 2099W)
奥:シャバク 1/25 Ford Sierra RS Cosworth(品番 1512)

1/24スケールはクルマのプラモデル製品では標準スケールのため、プラモデルと一緒に飾れるメリットがあります。またタミヤのように、プラモデルを発売しているメーカーが自社製品のキットを組み立てた完成品モデルを発売する場合もあります。
写真手前のプジョー406クーペはウェリー製で、全長は190mmほど。3千円前後のリーズナブルな価格で出来の良い1/24製品をリリースしています。奥のシャバク製品は、少し小さめの1/25スケールで全長は約170mm。’80年代につくられた旧い製品ながら全体的なフォルムは良好です。どちらのミニカーもボディの素材はダイキャスト製。比較的頑丈なつくりのため、手軽に扱えるのも魅力です。

1/32スケール

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左上:slot.it 1/32 Lancia LC2 Le Mans 1984(品番 SICA08B)
左下:slot.it 1/32 Lancia LC2 n.29 Imola 1000 km 1984(品番 CA08d)
右上:slot.it 1/32 Lancia LC2 n.6 WEC Fuji 1000 km 1985(品番 CA08e)
右下:slot.it 1/32 Lancia LC2 n.24 Le Mans 1988(品番 CA21a)

以前はクルマのプラモデルに使われていた1/32スケールも最近はスロットカーの標準スケールとして知られています。写真はイタリアのslot.it社から発売されているスロットカーで、全長は約140mm。グループCのレーシングモデルを積極的に製品化している同社のスロットカーは、ミニカーのような出来の良さが特長。コレクションとしてもスロットカーのサーキットで走らせても楽しめるアイテムです。

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この記事の筆者:北沢 剛司

’70年代のいわゆる「スーパーカーブーム」の洗礼を受け、以来、クルマの世界にどっぷり浸かって大人にな...