駐車から充電まで自動でお任せ!VWより、スゴ腕の電気自動車が誕生

最終更新日: 公開日:2015-09-16 | Posted in ドイツニュース by

バレットパーキングというものをご存知ですか?利用客がホテルや高級レストランなどの正面玄関で係員にクルマのキーを預ければ、彼らがお店の駐車場に運んでくれ、帰りは玄関前まで乗ってきてくれるサービスのことです。オーナーは自ら駐車場まで行き、空きスペースを探して止める必要がないので、この利便性が重宝され、アメリカを中心にこのシステムが普及しています。しかしドイツでは、このバレットパーキングはあまり頻繁に利用はされていません。国民性からなのか「係りとはいえ、見ず知らずの人に自分のクルマのキーを快く預けるのには抵抗がある」とのことです。

保守的で疑り深いと言われるドイツ人。初対面の人に自分の財産であるクルマを預けるのはやはり心配になってしまうようです。しかし、心配ご無用!フォルクスワーゲン社から、バレットパーキングを頼まなくとも自動で駐車、さらには充電までしてしまうスゴ腕の電気自動車が誕生しました。その名もe-Golf(イーゴルフ)です。

気になる操作方法は、駐車場の前にクルマを停め、専用アプリに「駐車して」と話しかけるだけ。すると指示された後は、クルマが駐車できるスペースを自動で感知し、探し出してパーキング。駐車を取り消す場合も、アプリにまた話しかけると、出口を探して戻ってくることが可能です。この専用アプリはスマートフォン、タブレット、スマートウォッチに対応し、最大300メートル駐車場から離れた距離で操作することができます。

何とも画期的なこのシステム、フォルクスワーゲンでは自動バレットパーキングとバッテリーの充電を可能にする「V-Charge」プロジェクトの一環として4年前から研究されてきました。このV-ChargeのVは、バレットパーキングの頭文字Vから取っており、このプロジェクトの特徴として掲げられたのはそのクルマが電気自動車の場合、空いている充電ステーションを探し出し、ワイヤレスでバッテリーに電気をチャージできるという機能を開発することなのです。このワイヤレス充電は、電動歯ブラシにも使われている電磁誘導を利用した非接触充電と呼ばれる技術で、金属接点やコンセントケーブルなどを介さずに電力を伝送することができます。充電した後は、ステーションから自ら離れ、空いている駐車スペースを探したらそこへ停まります。ここまですべての動作が自動というから驚きです。

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この記事の筆者:NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し...