兄弟の意思を継ぎ、世界でたった1台の旧東ドイツ製ポルシェを完全レストアした男性が話題に

公開日:Posted in ドイツニュース by

極度の機械オタク。そして旧車の大ファンである、弁護士のアレクサンダー・フリッツ氏。彼がウィーンで偶然目にしたのは、さび付いてしまった1台のクルマ。そのボディの下に見えるのは、ポルシェ356を思わせるようなデザイン。しかしこれは正規の356ではなく、ある双子兄弟が旧東ドイツ時代に造り上げた「オリジナルのポルシェ」でした。

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今から50年前、旧東ドイツ・ドレスデンの学生だった双子のライマン兄弟は、自分たちでスポーツカーを造ることに成功しました。彼らの夢を支えたのは、当時のポルシェ社代表、そして356を設計したフェリー・ポルシェでした。

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東西分裂の時代、どうしても自動車のパーツが揃えられず、ポルシェ社に直接アドバイスしてもらうべく、ライマン兄弟が送った手紙を読んだフェリー氏。するとポルシェ本社から直々に「君たちの力になりたい」と、プランジャーやシリンダーなど中古のオリジナルパーツを譲ってくれたのです。

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▲ポルシェ本社が送った手紙。文末には「君たちの手作りポルシェで素敵なドライブを!」と書かれています(出典:シュピーゲルオンライン)

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この記事の筆者:NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し...