「旧き良き時代」を思い出す、クルマのネーミングルールとシトロエンのリアタイヤ

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オールドファンであれば、60年代後半から70年代にかけてクルマメーカーは自社のクルマのネーミングに「凝っていた」時期があったのを覚えているかもしれない。

たとえばトヨタであれば、必ず「C」で始まる車名⇒「クラウン(CROWN)」「コロナ(CORONA)」「セリカ(CERICA)」「カリーナ(CRINA)」「カローラ(COROLLA)」という感じ。すなわち「車名」を観れば(あるいは読めば)ドコのクルマだかスグ判るといった案配。

シトロエン リアタイヤ
出典:http://www.favcars.com/

このネーミングの「オレルール(笑)」は探ってみると結構面白いものがある。トヨタが頭文字で攻めるなら、というワケではあるまいが、ドイツのオペルは「コルサ(CORSA)」と日本名の「ヴィータ(VITA)」、「アストラ(ASTRA)」「オメガ(OMEGA)」といったように、車名の最後が必ず「A」で終わる「オレルール」が存在した(現在進行形かな?)。

シトロエン リアタイヤ
出典:http://www.favcars.com/

同じドイツでもフォルクスワーゲンは「ゴルフ(GOLF)」「ジェッタ(JETTA)」「サンタナ(SANTANA)」「シロッコ(SIROCOCO)」「パサート(PASSAT)」と言うネーミング。さて、これはいったいナンだ?といえば「風」の名前を取り入れているのであった。「ゴルフ=メキシコ湾流(貿易風によって起る海流)」「ジェッタ=ジェット気流」「サンタナ=メキシコに吹く季節風」「シロッコ=地中海に吹く熱風」「パサート=貿易風」という感じ。ちょっとエキゾチックなイメージがする。

BMWやメルセデスは味気のない「数字」で車名を付けているので今回はお呼びでない。といわけで我らがイタリア&フランス車といえば!
と、言えば!・・・・・・・・・うむ・・・・。なんだ、あまり特長がないじゃないか(笑)

プジョーは車名を数字で済ませているし(怒!だけど、それはそれで伝統があってヨロシイと思う)、アルファロメオは「アルファスッド」や「アルフェッタ」「ジュリエッタ」という素敵な名前のクルマを輩出しているが、どうも一貫性がないというか直進性に欠けるきらいがある。

とは言え、日本ではマイナーながらもランチアは「ラムダ(LAMDA)」「ベータ(BETA)」「ガンマ(GAMMA)」「デルタ(DELTA)」と、ギリシア文字のネーミングで整えていたのは有名な話だ。最新車種はもちろんギリシア文字で「Y」読みは「イプシロン(ε)」。

シトロエン リアタイヤ
出典:http://www.favcars.com/

同じくイタリアのフィアットは、一時期主力車種に音楽用語を使っていたことがある。「リトモ(Ritmo)」「テムプラ(Tempra)」「クロマ(Croma)」など。発音すると音が中々素敵ではあるけれど、長続きしないッちゅうか、どうも一貫性に欠けるのはイタ・フラ系のいいところ・・・いや、欠点なのかもしれない。飽きっぽいのかもね。

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この記事の筆者:まつばらあつし

映画カメラマン・ライター/コピーライター・アニメーター・ガッコの先生など、いろいろ仕事をしてたら自...