数奇な運命を辿った『マセラティ・クアトロポルテ』

最終更新日: 公開日:2015-04-23 | Posted in コラム by

■イタリア語で「4つのドア」という車名を持つ大型サルーン■
マセラティ・クアトロポルテ(以下、クアトロポルテ)の車名の由来は、イタリア語でクアトロ=4つの + ポルテ=ドアを組み合わせたものです。クアトロポルテは、スポーティさと快適性の両方の要素を兼ね備えたマセラティ社のフラッグシップモデルなのです。

■クアトロポルテのモデル変遷■
現行モデルに至るまで、クアトロポルテは6度のモデルチェンジを重ねてきました。初代のデビューは1963年であり、3代目に至っては14年間も生産された長寿モデルでした。シトロエン、デ・トマソ、フィアット、フェラーリ…。これまでさまざまなメーカーの傘下あるいは技術協力を得て生き延びてきたともいえるマセラティ社、そしてクアトロポルテ。ようやく市場に認知され、日本国内においても広く浸透しはじめたのは、先代モデルにあたる5代目からといえそうです。

■フェラーリの技術を得てようやく華開いた5代目■フェラーリF430のものを母体としたエンジン。セミオートマチックトランスミッションの採用、ATモデルの追加。ほぼオーダーメイドに近い形で注文可能な内外装の組み合わせ。そして、スーパーカーを思わせる排気音。扱いやすさと、並み居る同価格帯のドイツ車では決して醸し出すことのできない妖艶な色気を纏った5代目のクアトロポルテは、一部のカーマニアだけでなく富裕層をも魅了し、日本市場において過去最大の販売台数を記録します。

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この記事の筆者:江上 透

カレントライフの副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の...