ルノー車の日本販売台数の約1/3を占めるカングーが、日本で愛されている理由を考えてみる

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ルノー・ジャポンの稼ぎ頭、というと、言うまでもなく「ルノー・カングー」。いわゆるトールボーイの、悪く言えば「荷物グルマ」だが、そんな「カングー」が日本では「大人気」だ。いや「大人気」と言うのは大げさかもしれないが、それでも日本における全ルノー車の販売台数の約1/3が、この「カングー」なのだからオドロキである。

2016年のルノー・カングー・ジャンボリーに1000台以上のカングーが集結

生産台数100万台を突破!ルノー・カングーが日本で愛されている理由について考えてみる
出典:https://www.netcarshow.com/

なにしろ世界でも唯一「ルノー・カングー」オンリーの公式イベント「ルノー・カングー・ジャンボリー」が毎年開かれており、もちろん今年も開催。8回目となる今回も山中湖に1000台以上のカングーが集結するほどのにぎわいをみせている。まあ、フランス車のこのようなミーティングイベントは、おおむねユルユルな時間というか、クルマの存在感よりも「ひとが集まり楽しむ」というお祭り的な要素が高く、フランスの本社でも注目しているイベントとして定着してきているそうだ。

さて、見た目モロ荷物グルマ的な「カングー」が、なぜ日本で、単独イベントが開けるほどの人気を保っていることができるのか?これはまさに「ナゾ」であり、ルノー本社でも「商業車ばかりのイベントに何でそんなひとが集まるんだ?ニホンジン解らん」状態らしいのだが、ストレートに考えれば「カングー」というクルマのキャラクターが日本のユーザーのココロに触れた、ということになるのだろう。

実用的プラス「ちょっとオシャレな感じ」がルノー・カングーの魅力

ルノー カングー
出典:http://www.favcars.com/

元々この手のクルマ、すなわち荷物グルマっぽい乗用車というジャンルは、我々ニホンジンが大好きなジャンルなのかもしれない。というのも、ここ10年単位で顧みると、すなわちカングーが日本で発売されてから以降だけでも、トヨタ・ファンカーゴ、日産・キューブ、最近でもトヨタ・シエンタなどの「荷物車っぽい乗用車」が売り上げの上位に顔を出していた(いる)ことに注目すべきかもしれない。荷物も積めてヒトも乗せて、ドコかに出かけるといった、クルマの楽しみ方が定着してきている証拠かもしれないし、単にどちらでも使えるマルチパーパス的なモノに安心感を求めているのかもしれない。

その中でも「ルノー・カングー」はひときわ「オシャレ感」の高いクルマなのではないかと思う。単に実用的だけではなく、ヒトも荷物もたくさん積めるだけでなく、プラスして「ちょっとオシャレな感じ」があり、なおかつ値段も国産車と比較してもそれほど高いわけではない。要は「真面目で便利。安物の実用車なのに貧乏臭くない」というのが、カングーのイチバンの取り柄なのだ。

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この記事の筆者:まつばらあつし

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