相応の覚悟と情熱で「クラシックカーオーナーへの道」を歩んでみよう

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以前「相応の覚悟が無ければクラシックカーのオーナーになるのは無理」と書きましたが、今回はそれでもなおクラシックカーへの情熱が抑えされない、少々の出費と苦労は承知の上でとにかくクラシックカーが欲しいという方へ、クラシックカー購入のヒントになりそうな事を書いておきたいと思います。

ただし、先にお断りしておきますがクラシックカーの入手方法に正解はありません。筆者が結果的に上手くいったというだけで同じことをしても上手くいくという物では無い事をご了承願います。

何度も申し上げますが、とりあえずカッコいいからクラシックカーに乗るというのは厳禁です。「自分、お金の使い道に困ってるんで」という方であればまた別の話ですが、現実的な範囲内で考えれば情熱と資金を無駄にするだけです。その上でまずクラシックカーの購入を検討するのであれば、どういう基準で選べばいいのか、筆者が推奨するのは「最初から一番欲しいクルマを狙う事」です。

とはいってもいきなりトヨタ2000GTとかハコスカ・ケンメリのGT-Rというのは極端ですが、ハコスカGT-Xやヨタハチあたりのクルマに本気で惚れ込んでいるのであれば、最初から寄り道せず一番欲しいクルマを買う事を考えるのがいいと思います。

最初から一番欲しいクルマを探すのが最良の方法?


▲いっそ遠回りせず、最初から本命を狙ってしまうのも……

あるクラシックカー専門誌で掲載されていたクラシックカーオーナーの言葉を借りれば「余計な回り道をしないで最初から本命を狙え」、変な所で妥協したり代替案を選んだところで結局、納得できなかったり情熱が続かなくなるというのはよくある話です。そんなことに無駄な労力と資金を使うくらいならやっぱり最初から一番欲しいクルマを探すのが最良の方法かと思います。また、本当はもっと古い年式のクルマが欲しかったけど、維持しきれる自信が無いから折衷案のつもりで中途半端に新しい年式のクルマに手を出すというのも厳禁です、電子制御デバイスや樹脂パーツの劣化といった違う形でドツボにハマります。

何より車種を絞り込むことで、入手前からその車種、年式、グレード等の固有の不具合や弱点等の情報収集がしやすくなります。ここに関しては少し「視野狭窄的」になるくらいがいいかもしれません。あれこれ調べずそのクルマに関する資料や情報を一点集中で集めるだけで済みます。SNSやイベントなどでお目当てのクルマのオーナーと交流してみるのもいいかもしれません。

クラブによってはそのクルマを所有していなくても加入できるクラブもあります。可能であればミーティングにお邪魔して、複数の同型車を見比べて、実際にどこを直したとか何処に気を付けて乗っているかを現車を見ながら聞くのもいいかもしれません。何より、様々な現車を何度も見比べる事で自分の愛車候補を品定めする時の審美眼が磨かれていきます。

自分の愛車候補の見極め方とは


▲思い切って様々な仕様、コンディションで同じクルマを見比べる事の出来るワンメイクミーティングに行くのもいいかもしれません

何処まで絞り込むかの見極めは難しいですが、目安としては年式(後期型・前期型等)とグレードとフルノーマルかモディファイ仕様かくらいはある程度まで絞り込んで、ついてるパーツやオプションと色は好みのが出たらラッキー、新車当時のナンバープレートが引き継げたら超・超・超ラッキーと言ったところでしょうか。「本命を狙う」とはいっても譲れる部分と譲れない部分は一線を引いた方がいいかもしれません。

今、この記事を読んでる皆様の中には「それでも、初心者向けのクラシックカーってないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。何をもって「初心者向け」と解釈するかにもよりますが、普通に乗っていてもあちこち壊れて修理、交換、調整の繰り返し、ガソリンを入れて、オイル交換だけしていればとりあえずは何もしないでも乗っていられる今どきのクルマに乗っているのと比べれば、もうクラシックカーに乗るという時点でかなりハイレベルな行為です。金額の差はあれど普通に乗るだけで苦労するという点ではスバル360でもトヨタ2000GTでも同じです。

スバル360は筆者でも自力でエンジンを組めるまでになりましたが、なかなか手に入らない部品も多く、その点では人によってはナローポルシェや縦目メルセデスのほうが金額は張っても確実に部品が手に入るから楽と感じる方もいるかもしれません。特に輸入車の場合、車種によっては現地から直接部品を仕入れてる専門店の場合、整備費用が思ったより安く済むというケースもあるようです。


▲スバル360は自分で部品を調達して自分で直せるという人であれば「お手軽に楽しめる」といえないことも無いですが、相応のメカニックの知識とDIY整備のできる環境と工具類を揃える必要があります

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この記事の筆者:鈴木 修一郎

愛知県名古屋市在住。幼少期より自動車が好きで、物心着く前から関心の対象はニューモデルよりもクラシ...