「いつかはクラウン」とは違う、今のアガリのクルマを考えてみよう

最終更新日: 公開日:2015-07-10 | Posted in コラム by

クルマを自分の手で駆る人であれば誰しも、それが趣味であれ実用上であれ「アガリ」のクルマのイメージを持っていると思う。「アガリ」とは言うまでもなく、スゴロクや人生ゲームでのゴールのことだが、クルマに関して言えば、「アガリ」のイメージはパワーだったり、スピードだったり、デザインだったり、あるいは豪華で高価なクルマだったり。イメージは人それぞれ、ひとつではない。

ココで思い出して欲しい。こどもの頃、初めてクルマを意識し始めた頃。テレビや雑誌、絵本などで「あのクルマ、カッコいいなー」と思ったり、ミニカーを集めて「いつかこういうクルマに乗りたい」なんて、ニヤニヤする。そう、おそらく多くの人は、クルマに興味を持ち始めた頃、すでに「アガリ」のイメージを持っていたのではないかと思うのだ。大きくなって免許を取り、実際に運転し始めてちゃんとクルマと向き合えるようになったとき、こどもの頃に憧れていたクルマのことをきっと思い出すはずだ。「いつかこういうクルマに乗りたい」と、思っていたことを。

この「アガリ」というのは「自分が実際に手に入れることができること」がポイントだと思う。夢で思い描くクルマではなく、実際に所有して運転できる、すなわち到達することができる、というのが大切なのだ。

「アガリ」のクルマとは?ソコに向かってクルマ遍歴を重ねる楽しみ
出典:http://nagoyatempaku.citroen-dealer.jp/

では「アガリ」のクルマについて、改めて考えてみよう。先にも書いたようにそのイメージは人それぞれ。例えばボクの父親は、カローラ→コロナ→マークII→クラウンと、絵に描いたような昭和のオジサンを体現していた。「いつかはクラウン」というコピーがあったくらい、トヨタ・クラウンが昭和の頃は一種のステータスだった。そういう面からみれば、ボクの父親は確かに「アガリ」に到達した、と言えるだろう。

自分に当てはめてみると、こどもの頃に憧れていたのはマッハ号。アニメ「マッハGOGOGO」にでてくるマシンで、今考えるとナンバープレートもついてないのに公道を走り、そのままレースに出ちゃったりする。カッコいいなあと思ってミニカーやプラモデルを作っていた記憶がある。(現にミニカーはまだ手元に1台残っている)しかし、マッハ号は架空のクルマなので「アガリ」にはならない。でもその流線型のデザインはとても印象的だった。

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この記事の筆者:まつばらあつし

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