中古車じゃなくて新車を買うほうが、本当に「逆に安上がり」なのか比較してみる

最終更新日: 公開日:2016-09-19 | Posted in カーゼニ by

筆者のように中古車ばかりを乗り継いでいると、よく言われるのが「そんなんだったらいっそ新車を買ったほうが逆に安上がりなんじゃないの?」というフレーズだ。たしかにその意見には一理ありそうなため、筆者としては常に、いかにも東洋人らしい曖昧な微笑を浮かべながら「や、それはわかるんですけど、単純にチューコが好きなもので。ホントすみません」と返すようにしている。

ここ5年間で筆者が中古車に投じたお金を計算してみる!

しかし冷静に考えてみれば、本当に新車のほうが「逆に安上がり」なのかどうかを確かめたことはない。

なんとなく強気で聡明そうな人からそう断言されると、弱気な筆者としては「まぁそうなんだろうな」と思ってしまうだけのことで。もしかしたら、精査してみれば「やっぱ中古車のほうが安上がりでした」とか、「トントンぐらい」とかの結果も出るかもしれないではないか。「ホントすみません」とか謝る必要なんてなかったかもしれないではないかテメーこの野郎!

ということでいきなりですが、ここ5年ぐらいの間に筆者が実際に買った中古車に関する出費とインカム(売却額)をあらためて計算および集計し、それを「もしも中古じゃなくて新車生活を送っていたとしたら?」という場合の出費およびインカムと比較してみたいと思う。勝負である。

アルファロメオGTVに投じた差し引きコストは約70万円

では始めます。まずは「中古車」に関する出費とインカムの実態について。……といっても「5年前に自分が乗ってたクルマ」を正確に思い出せないのだが、たぶんアルファロメオGTVの3.0 V6 24Vだったと思う。そのマネー詳細は以下のとおりだ。

【99年式アルファロメオGTV 3.0 V6 24V】
●車両価格:たしか100万円ぐらい
●整備/修理費用:たぶん20万円ほど
●売却額:正確には覚えてないが、たしか50万円
★差し引き(売却額-総出費):▲70万円

gtv

「たしか」とか「たぶん」の連発で本当に申し訳ない。すべてをきっちり記帳および記憶してる自動車マニアもいますが、ワタシはそのあたりズボラなんですわ。すみません。

で、このGTVにはたしか2年間ぐらい乗ったと思うが、大した故障はなし。エンジンオイルを3000kmごとぐらいに交換しないとマズいため、その費用が若干かさんだのと、フロント・ブレーキホースのカバーが裂けたためホースごと交換したこと。そして同じくフロントのブレーキローター&パッド交換ぐらいのものだ。で、かかったお金は差し引き70万円。「ま、そんなもんでしょ」といったところだろうか。

この時期には88年式のシトロエン2CVチャールストンも買ったのだが、これについてはあえての趣味として平行所有していたものなので、今回のコスト計算からは除外。ま、コレもお金は大してかかってませんよ。70万円で買ってノートラブルで、売却額は40万円だったかな?

2cv

デルタインテグラーレの「1年で90万円」は高いか安いか?

【94年式ランチア デルタHFインテグラーレ Evoluzione II】
●車両価格:たしか245万円
●整備/修理費用:たぶん15万円ほど
●売却額:正確には覚えてないが、たしか170万円
★差し引き(売却額-総出費):▲90万円

delta

GTVの次に買ったのがこちら。コレも全然手がかからない個体だった。必要にかられてやったことといえば定期的なエンジンオイル交換と、ブレーキホースおよびブレーキローター&パッドの交換だけ。

実はこのほかにショックアブソーバー一式も社外品に交換していて、それに30万円ぐらいはかけている。ただ、それは「付いていたモノがダメになったから交換した」ではなく、「まだまだ交換する必要はなかったが、替えたいので替えた」という趣味的アクションであるため、今回の費用シミュレーションからは除外した。で、約1年間乗ってかかった差し引き総経費は、約90万円。……高いっちゃ高いのかもしれないが、伝説の名車であることを考えれば「妥当」ともとれる金額か。

ルノー メガーヌR.S.は短期間で100万円の出費に

【11年式ルノー メガーヌR.S.モナコGP】
●車両価格:たしかコミコミ300万円
●整備/修理費用:0円
●売却額:正確には覚えてないが、たしか200万円
★差し引き(売却額-総出費):▲100万円

meganers

古めの輸入車生活に若干疲れ、なんとなく(筆者的には)超最新世代の輸入車にラクして乗りたくなって買った1台。素晴らしいクルマだったが、あまりにも素晴らしすぎて筆者としては若干刺激が足りず(……M体質なのだろうか)、割とソッコーで手放してしまった。そのためエンジンオイル交換すらもやってないので整備代はゼロ円。ただしそこそこ値下がりしたため、短期間であっても差し引きコストは100万円に達した。

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この記事の筆者:伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めた...