カーキチたるもの、年金は車に突っ込んでフィナーレを飾れ

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今現在こそ、都内住みにもかかわらず2台分の月極駐車場を借り、勝手気ままなカーキチ生活を送っている不肖筆者ではある。しかし齢40代後半ともなれば、そろそろ「将来」のことを真剣に考えねばなるまい。

若衆らにとって「将来」とは、基本的には希望に満ちあふれたものであろう。しかし筆者のような年齢の者にとっての「将来」とは、「定年退職後、どうすればカーキチ生活を維持していけるか?」あるいは「そもそも生活そのものを維持できんのか?」というのが論点となる単語だ。

「評論家先生」以外のライターは早期定年退職となる?

まぁ筆者の場合は会社員ではなく自営のライターなので、本来は定年もクソもないわけだが、しかし「実質的な定年」は確かに存在している。

……考えてもみてほしいが、あなたは「フリーライターの遠藤幸吉、60歳です。今日はホットペッパーグルメ『激選スイーツ大特集!』の取材と撮影でお邪魔しました」などと店頭でやっているライターを見かけたことがあるだろうか? あるいは身体を張った面白ネタをロケットニュース24に発表している58歳のフリーライターがいるか?

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いない。そういった仕事ができるのは、せいぜいギリギリ40代までなのだ。それ以降の年齢になっても執筆業にてしっかりとゼニを稼ぎたい場合は「先生」になるほかないのである。

例えば自動車関係でいえば、「伊達軍曹先生、いつも大変お世話になっております。で、このたび日本市場に導入する○○GTにつきまして、公式サイトでインプレをティーザー的に先行掲載したいのですが、つきましてはぜひ伊達先生の玉稿を賜りたく……」などと、広告代理店の者に手土産付きで言わせる立場にならないと難しいだろう。いちライターのままでは、50代は雑誌やウェブサイトの仕事でギリギリなんとかなったとしても、60歳ともなれば完全に「単なる失業者のおっさん」である。

「早期肩たたき」となるリスクは会社員にも?

ということで、不肖わたくしも「失業者のおっさん」になるのは避けたいため、なんとかセンセイになれないかとは思うが、実際は難しいだろう。席はすでに埋まっており、仮に空いたとしても、わたくしのようにトンチキな中古車原稿ばかりを書く者のところに、大手広告代理店が手土産を持って来日する可能性はきわめて低い。

となれば、なんらかのオリジナルな自衛策というかサバイバル戦略を練り、来るべき引退後の人生に備えるしかないわけだ。ということで、どうせヒマなので、これからそれを考えてみたい。

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ここまで読んで「あ、そう。まぁオレにはあんま関係ないな」と思った40代ぐらいの会社員諸兄もいるかもしれない。……たしかにあなたが例えばNTTドコモとかにお勤めであれば、現在の高給と定年退職後の確かな厚生年金および企業年金により、定年後も安泰なカーキチ人生を送れる可能性は高い。しかしそれとは全然違うビミョーな会社にもしもお勤めであるならば、「あなたもわたしも老後のリスクについては似たようなもんじゃないですか?」と、いちおう申し添えておきたい。

人口減少で住宅がダブついたら中古戸建てを格安購入

エニウェイ、今後の戦略・戦術を考えてみよう。時は流れ、今は「2030年」であるとイメージしてみる。そのとき不肖筆者はおよそ60歳。50代は、フリライターとしての仕事量は年々シュリンクしていきながらも「生活の固定費を減らす」「土下座営業をしてでも、小さな安い仕事をニコニコ引き受ける」「スーパーのお刺身が特売価格になるまで近隣で待機する」などの策でなんとか乗りきった。が、60歳となってライター仕事はさすがに途絶えた。しかし年金が支給されるまではまだ5年ある……というタイミングだ。そのとき、年金支給開始年齢が今と同じ65歳かどうかはわからないが。

で、そうなると家賃の支払いも困難になりホームレス化するおそれがあるわけだが、しかし心配はいらない。都心部は2030年においても人口が増え続け、不動産も高騰が続いているが、それは都心部だけの話。2030年は、首都圏であっても都心から離れた埼玉、千葉あたりは人口減少により住宅がダブつき、資産価値もダダ下がり。そのため、おそらく500万円も出せば中古の戸建てが買えるはずだ(たぶん)。

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この記事の筆者:伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めた...