MGミジェットに完敗を喫したNAロードスターは「ホトトギス作戦」に変更する

公開日:Posted in カーゼニ

他媒体(ってほどのものじゃないが)の話で恐縮だが、小生は昨年2月上旬にマツダNA8Cシリーズ2ロードスターを購入したことに気を良くし、長らく冷温停止中だった『輸入中古車400勝』なる個人ブログの更新を2月18日から再開した。が、その更新は4月22日の「新章 つやつやボディへの道!」を最後にパタリと止まっている。

英国のMGミジェットに完敗を喫し、意気消沈していたからである。

「MG相手でもシブさで勝てる!」と思ったが……

小生がNA8Cロードスターを通じて行おうと考えていたのは「打倒英国旧車」だった。

NAロードスターという、英国旧車へのリスペクトをベースに生まれたジャパンオリジナルな名車を、MGミジェットやらMGBやらカニ目以上にシブい存在へと仕立て上げる。その際に英国旧車を表面的に猿マネしてもイタいだけであり、またジャンルを問わず、単なる模倣では本家を超えることは絶対に不可能。それゆえなんらかのジャパンオリジナルなセンスでもって微妙かつ絶妙なカスタマイズを施し、それにより、敬意を払いつつ本家を超えようと思ったのだ。

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だが試みは失敗に終わった。

その時点での我が愛機は、「ボディやら内装やらをとりあえずツヤツヤにし、そして必要なメンテナンスを行う。さらに個人的にはイマイチな造形だと考えたNA8C純正ホイールをNA6の純正ホイールに交換。また色味的にとっちらかっていた内装の細かな部分を黒系パーツにリプレイスすることで、内装のカラーリングに統一感を与える」という小変更にとどまっていた。が、その小変更はそれなりに効果的であると思ったし、「よし、これで今後は英国のMGあたりと伍して闘えるぞ!」と確信したものだ。

ミジェットとの埋めがたい格差に意気消沈

しかし、別件の取材で5月上旬に久々に間近で見た英国MGミジェットMk.IIIは、小生のそんな淡い期待を完全に打ち砕いた。まったくもって歯が立たないのである。なんというか、「デザインセンス」のようなものの次元が異なるのだ。

MGミジェットMk.IIIのこの外観(↓)に対し、
1

NA8Cロードスターのこの外観(↓)は、
2

まぁ個人的判断で負けてはいるが、完敗ということもないと思う。場合によっちゃ勝機もあるというか。しかし大問題と思ったのが「内装」であった。

MGミジェットのこの内装(↓)を見てから、
3

NA8Cのこの内装(↓)を見たわたくしは、
4

「絶望」という日本語の意味を正しく知った。これはもう勝負にならない。あちらがロンドンの外れにある築100年の邸宅だとしたら、こちらは昭和末期か平成初期のダイエーである。そもそもの造形骨格とすべての調度品のセンスが次元からして異なるため、「細かなパーツを変更してウンヌン」でどうにかなる話ではないのだ。

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この記事の筆者:伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めた...