横断歩道の近くでの徐行、100台中30台しか遵守していないのでは?

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が、実際にはそのような取り締まりの現場をわたしは見たことがない。や、2回だけあるか。1回は数カ月前、都内のどこかでその種の取り締まりを目撃した。もう1回は……どこだったっけ? あ、思い出した。テレビの『交通警察24時!』みたいな番組で、どこかの県警の白バイ警官がやってたんだ。生で見たわけではありませんでした、すみません。

それはさておき、官にはもう少し本腰を入れてこの問題に取り組んでいただきたいと思うわけだが、まぁ官にも官の都合があるのだろう。限られた予算、限られた人員で死ぬほどいろいろなことをやらねばならん交通警察に対して、わたしは「なっとらん! ふざけんなテメーコノヤロー!」と言う気にはあまりなれない。

となれば、ここはひとつ民間の力で問題を解決せんければならないわけだが、まぁ道路交通という公のモノに関するアレだけに、完全な民間主導というのも難しいだろう。現実的には半官半民で何らかの第三セクターを立ち上げ、そこと官との協同によってアレするのが、おそらくは最善であるはずだ。

で、不肖わたくしが考えたこの問題の解決策は「第三セクター方式による“交通決死隊”の結成」である。

半官半民の決死隊が世のうつけ者を根絶させる!?

テレビCMや冊子の配布などによる通常の啓蒙活動で道交法第38条を遵守するドライバーが増えるなら、それに越したことはない。しかし本邦の現状を見るに、それはどうやら怪しい。人はやっぱり「くわっ! ヤバッ! 死ぬ! 殺す!」と心の底からヒヤリとするか、もしくは実際に自動車運転過失致死傷罪などを犯して人様をぶち殺してしまわない限り、なかなか学べない残念な生き物なのである。

かといってこれまでのわたくしのように、いち私人の立場で決死の啓蒙活動を展開しても、いずれはむなしく轢き殺されるだけであろう。

そこで、半官半民の決死隊を結成するのだ。

決死隊の名称は何でもいいのだが、道交法第38条にちなんで「一般社団法人38(サーティエイト)スペシャル」で良いのではないかと思う。で、38スペシャルの現場担当スタッフに見事選任された民草は、信号機のない横断歩道に四輪車ないしは二輪車が近づいてくるのを目視した際は、ためらうことなくズバッと横断歩道の横断を試みる。

これにより、本当に多数のドライバーが「ぐわっ! ヤバッ! 殺す!」と心の底からヒヤリとすることだろう。そしてときおりは、遺憾ながら本当に殺してしまうことだろう。痛ましいことではあるが、そういった尊い犠牲の上にこそ、人類社会の恒久平和は実現するのである。エイメン。

横断歩道

では肝心の一般社団法人38スペシャルの現場スタッフ、つまりは死と隣り合わせとなる人員は、どのように選任すれば良いのか?

……難しい問題だが、わたしは「志願制」でなんとかイケるのではないかと考えている。この世の中には、残念なことではあるが「死にたい」と思っている人が多数いる。死にたいと思うだけならある意味ご勝手だが、なかには「秋葉原とかでなるべくたくさんの人を殺して、その後自分も死にたい」という、はた迷惑な願望を抱いている者もいる。

そういった者らに、立派な死に場所を与えてあげること。それが一般社団法人38スペシャルの、図らずももう一つのミッションとなるのかもしれない。

不肖わたくしも、今のところ「のうのうと長生きしたい」と考えているが、人生いつ何時、何が起こるかわからない。もしも自分が今後失意のどん底に沈み、「これはもう死ぬしかないな、たはは……」と心の底から思ったならば、一般社団法人38スペシャルの現場スタッフに志願し、少々の給金をいただきながら、ニッポンの交通安全のため獅子奮迅の活躍をしてこます所存だ。その際には皆さん、どうぞよろしくお願い申し上げます。敬具。

[ライター/伊達軍曹]

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この記事の筆者:伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めた...