横断歩道の近くでの徐行、100台中30台しか遵守していないのでは?

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写真下の、何やら菱餅のような形の道路表示。これが何を意味するものかという質問は、賢明なるカレントライフ読者諸兄に対してはまさに愚問であろう。ご存じのとおり「横断歩道又は自転車横断帯あり」である。

横断歩道又は自転車横断帯あり

道路交通法第38条によれば、「横断歩道の近くでは、横断しようとする歩行者または自転車が明らかにいない場合以外は徐行しろよ。そんで横断しようとしてる場合は、横断歩道の手前で一時停止しろよな」という義務が我々ドライバーには課せられている。

で、表示番号210番は「すぐ先に横断歩道がありますよ」と教えてくれているわけなのだが、この道交法第38条を遵守しているドライバーの数はけっこう少ないのではないか…というのが不肖わたくしの印象だ。

私見では100台中30台しか第38条を遵守していない

自分は日頃歩行者として町を歩く際は第38条を根拠に、信号機のない横断歩道においてはたとえ向こうから四輪車がブロロロンと走ってきていても、さほど気にすることなく、なるべくズバッと横断歩道を横断するようにしている。なぜならば一時停止すべきはわたくしではなく相手方、つまりは四輪車の運転手だからである。

だがしかし、横断歩道を渡ろうとしているわたしを視認してスムーズに減速および一時停止する運転手の割合は、そうさね、100台中30台といったところだろうか。

残りの60台は「なんだよ歩行者、渡んのかよ! 邪魔だな!」というニュアンスで比較的急な停止を行う。そしてさらに残る10台は、清水和夫先生のダブルレーンチェンジテストも真っ青な勢いでわたくしをよけつつ、止まらずに激走していく。

ジャガーXJ8

なかでもひどいのになると、ダブルレーンチェンジでわたしをかわしつつ、こちらにいわゆるガンをつけ、加えてホーンも鳴らしていくうつけ者もいる。……つーか品川ナンバーのジャガーXJ8に乗って、碑文谷のサークルKんとこでオレを轢きそうになった、60代ぐらいのおっさんであるお前のことだよ! オレは忘れねえからなテメーコノヤロー!

身を挺して啓蒙活動を続ける筆者だが、やはり限界も

……という感じで、信号機のない横断歩道近くにおける法令遵守の啓蒙活動活動に、日々励んでいるわたくしである。そう、不肖わたくしが信号機のない横断歩道をズバッと渡ろうとしているのは、自殺願望があるとか、自分の身体はもしかしたら自動車の鋼よりも固いんじゃね? とか考えているわけではもちろんない。

そうではなく、「うわっ、あぶね! なんだあのおっさん飛び出してきやがって……って、よく考えたら横断歩道あったな。で、教習所で習ったところによれば、確かああいった場合はオレが止まんなくちゃいけないんだよな。やばいやばい、くわばらテリブル。次からは気をつけよっと……」と、ひとりでも多くのドライバーに思ってもらうための真面目な啓蒙活動であり、PR活動なのである。

しかし最近、この啓蒙活動にも少々の限界を感じている。

いつまでたっても活動の成果が社会的に見られないということと、もう一つはざっくり言って「わたしが死亡・滅亡する危険性が極めて高いから」である。

先ほど見たとおり9割方の運転手は、仮に不本意であったとしても、わたしが横断歩道を渡ろうとすれば停止してくれる。しかし残る1割の運転手はまったく止まらないわけで、そしてなかにはジャガーXJ8のおっさんのような超うつけもいる。

となると、1週間にざっと50台のクルマとそういったシチュエーションで遭遇するとして、うち5台はダブルレーンチェンジ系で、さらにそのなかの1台か2台はジャガーXJ8のおっさんのごとき超うつけな可能性もあるので、普通に考えてわたしが轢かれて滅亡する可能性はかなり高いのである。それを、いつまでもやっているわけにはいかないのだ。

警察は第38条がらみの取り締まりをもっと行ってほしいが

ならば今後どうすれば良いかというと……まず頼るべきは「官」であろう。いわゆるひとつの交通警察に本気を出していただき、信号機のない横断歩道付近での監視および取り締まりを厳にしていただく。さすれば、点数と反則金を惜しむうつけは道交法第38条を、渋々ながらも遵守するようになっていくだろう。

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この記事の筆者:伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めた...